クスノキの落ち葉

お盆を過ぎたころから末社の玉福稲荷神社前のクスノキが葉を落としています。
通常クスノキは、春の新芽を出す頃に葉を落とし、秋にも少し落とします。

しかし、おととしから境内のほとんどのクスノキが夏にも大量に葉を落とすようになりました。これは当社に限ったことではなく、私の聞いた限りでは大阪府全体に及んでいるようです。
いつも境内の剪定をしてもらっている造園屋さんは「楠は強いので枯れることはない」とのことですが、落ち葉をみていると黒い斑点のようなものが付いています。これは何らかの病気(ある種類のカミキリムシが原因とも言われています)らしいのですが、はっきりは分かっていません。

昨年までよく落ちていた参道のクスノキの落ち葉は、今年は若干少なめですので病気がこのまま沈静化していけばと願っています。
真夏の暑い時期に例年以上に境内の掃除をしなければなりませんので、我々神主にとってはつらいことではありますが、自然に感謝し共生するのが神道の基本的な考え方ですので自然に合わせ粛々と掃除し、クスノキが病気を克服するのを待つほかありません。