社殿工事進捗 瓦・銅板撤去

現在の社殿工事の状況です。
素屋根が完成し、社殿全体に覆いが掛かっています。中では
拝殿屋根の瓦や本殿・幣殿の銅板の撤去作業を行っています。

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下の写真は、本殿の屋根の棟のところについていたもので、
上から千木(ちぎ)・鬼板・鰹木(かつおぎ)・鬼板です。
千木や鰹木は昔の建築様式の名残りで、屋根を支えたり、補強
の為に設けられていましたが、現在では、装飾としての意味合い
の方が強くなっています。
我々神職でもこういう機会でしか近くで見ることはありません。
これらも新しく銅板を張り替えることになっています。

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(工事前の写真)

社殿工事進捗 足場・素屋根

記念事業として行っております社殿改修工事が始まって1カ月が
経ちました。社殿内部の装飾品などの片づけからはじまり、素屋根
を掛けるための足場組みまで進んでいます。かなり高い位置まで
足場が組まれています。
今後も2週間に1度くらいのペースで工事の進捗をお伝えしていく
予定です。

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また、下の写真は片づけをしているときに取り外した幣殿の額です。
表面は「正一位 春日大明神」と記されており、金箔で装飾されて
います。正一位は、江戸時代頃の神様の格を表す神階です。
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裏面には「文化十三丙子年四月 神祇道管領 卜部朝臣良長」と彫ら
れています。文化13年は西暦で言うと1816年。ちょうど200年前
になります。当時神道に於いて大きな勢力を誇った吉田家から賜った
ことがわかります。

初午祭

本日、午後1時より当神社の末社である玉福稲荷神社の初午祭を
斎行致しました。
また、3時からは、鼓聖泉の和太鼓演奏のあと、餅撒きが行われ
ました。境内は日曜日ということもあり、480名を超える参列者
で一杯になり、我先にとお餅を拾う方々で熱気にあふれました。
その後には恒例になりました抽選会でした。

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3.11

東日本大震災から5年が経ちました。
本日、震災でお亡くなりになられた方々に哀悼の念を表し、
被災地の早期復興を御神前にてお祈りさせて頂き、また、
被災地に向けて地震発生時刻の午後2時46分に一分間の
黙祷を捧げました。
震災が起こったという事実、防災の意識、自然に対する畏れ、
自然と共存していかなくては 人は生きていけないことを忘れ
てはいけません。

春の陽気

今日は朝から暖かく、春の訪れを感じさせる日ですね。
お宮参りの方々も春物のコートでお越し頂いているようです。
境内では、梅の花も咲き、ウグイスも少しずつですが鳴く練習を
始めました。まだ「ホーホケキョ!」とはいかずに「ホーホー」
といった具合です。
暦の上では、もうとっくに春ですが、境内でウグイスが上手に鳴
くようになる頃には、本当に春を実感出来るようになると思います。

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